2024年8月
上級の生徒さんを対象に大円の草・風炉点前のお稽古をしました。 お菓子は縁高に五種を盛りました。きんとん、上用など、手に入らないものは見立てで用意しました。 この点前には真台子を用い、道安風炉に阿弥陀釜をかけます。 唐物の茶入れ、和物の茶入れ、茶巾・元節茶杓を仕込んだ天目茶碗をおいた天目台、これらを大円盆にのせて水指正面に準備して、お菓子を出しお客様を迎え付けます。 唐物茶入、和物茶入の扱いで仕覆をそれぞれ脱がし、茶入れを浄め所定の位置に置き、大円盆も『圓』に浄めます。 それぞれの扱いに従って、唐物茶入れのお濃茶と続いて和物茶入れのお濃茶、2服を点てお出しした後に、二つの茶入れとお仕覆、茶杓を大円盆の中において、拝見に出します。 差し通し柄杓で置き柄杓,切り柄杓を交互にして湯を汲むこと、点前座へ膝行で進み、膝退で退くなど、新たに学ぶことが多々あり、気を抜けない点前に身が引き締まる思いでお稽古しました。