2024年9月
昨日は中秋の名月でしたので、茶箱の月点前をお稽古しました。
年に一回のお稽古、それも拝見のある場合はなかなかお稽古が出来ていませんでしたので、今回は時間のかかるこのお稽古にチャレンジです。
月点前は茶箱点前の中でお道具の勢揃いです。
茶箱、筅筒、巾筒、振出の他、仕服に入った茶碗・棗・茶杓、掛合、器据、ウグイス、小火箸、香合、小羽根。
拝見がかかると掛合の上に、浄めた棗、茶杓、香合をのせ、次に筅筒、巾筒、3つの仕服の入った箱を拝見に出します。
こまごましたお道具を拝見に出す手順、拝見から戻ったお道具類をしまって片づけていく手順、どれも理路整然とした無駄のない所作です。これを考案された11代玄々斎精中宗室の偉業に脱帽です。