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嬉しいお知らせ Good News
私がアメリカの自宅で15年前にお茶を教え始めた時からの男性生徒さんと2年前からお稽古に来られるようになった女性が、この度結婚されました! 私の子供と同年代の彼に人生を共に出来る良き伴侶ができますようにと、この15年間いつもいつも念じていたところ、本当に素敵な日本女性と巡り合えることが出来ました。二人の愛を育んできた場所の一つが私のお教室であったことがうれしくてたまりません。 私が日本へ発つ前の日曜日、お茶の仲間たちとささやかなお祝いのパーティを開きました。 お茶で培った思いやりの心を以って、末永くお幸せに! A male student, who has been studying tea with me since I started teaching at my home in the U.S. 15 years ago, and […]
流し点て Nagashi date
2024年10月 10月第2週のお稽古は流し点をしました。 このお点前は風炉点前なのですが、炉点前のようにお客様の方に斜めに向いてお点前をします。 これは少人数で亭主とお客様と和気あいあいとお話をしながらお茶を楽しむときにするお点前です。 水指を貴人畳の左前隅に据えるので、通常の風炉の位置から10目ほど貴人畳に近くなります。 それに伴い、お茶碗、棗などお道具を置く位置が変わります。 このお点前では亭主にお自服をお薦めするのがよいとおもいます。 In the second week of October, we practiced the Nagashi-date. This procedure is a furo (summer hearth) style, but like the […]
風炉初炭、後炭点前 Furo Shozumi and Gozumi demae
2024年10月 11月からは炉の季節です。10月第3週第4週に慌てて風炉炭点前のお稽古をしました。お稽古用の炭を使ってのお稽古です。 箸に慣れていず悪戦苦闘の生徒さん、上手に火箸でお炭を置く生徒さん様々です。 初炭点前で炭を次いだ後、前土器の手前の灰を月型に切り、後炭点前ではその月型を藤灰で埋めます。 すると白い半月が浮かびあがります。皆その景色に感動です。 また後炭手前で、濡れた茶巾でお釜の胴の裏側を『二』、手前に『つ』と書くと、そのあとがす〜と蒸発して消えていく様の優雅さにまたまた感嘆。こんな美意識を体験できる茶道の魅力の奥深さを感じています。 From November, it is the season for the ro hearth. In the third and fourth weeks of October, I hurriedly […]
日本祭 2024 Japanese Festival
2024年9月 更新がすっかり遅くなってしまいましたが、秋の日本祭の報告です。 恒例の日本祭がレイバーデーホリデーの3日間(8/31-9/2),ミズーリ州セントルイスの植物園で開催されました。3日間で延べ54,000人の入場者を記録し、年々増える数に日本文化への関心が高まっているとともに、私達日本祭を支えるボランティアの尽力も大きな支えになっていると自負しています。 私達のグループ、茶道ソサイエティオブセントルイス『純心庵』は一日目、二日目に御園棚のお点前のデモンストレーションを満場のお客様の前で、成功裏に終えることが出来ました。今年は手元の小さなお道具類をスライドにして、また、説明も加えてお客様によく見え、理解していただくよう工夫してみました。何人かの方に、素晴らしかったとお褒めの言葉をいただきました。生徒さんの日頃のお稽古の成果が出せたと思っています。 3日目は郡山からこの3年間お越しになられている和菓子職人神山典之さんによる2回のワークショップのお手伝いをしました。2回とも、体験者20名に対して3倍以上の方が並ばれて、大変の人気でした。 皆様、お疲れ様! The annual Japanese Festival was held over the Labor Day holiday weekend (August 31 – September 2) at the Missouri […]
茶箱月点前(拝見あり)Chabako Tsuki demae with viewing
2024年9月 昨日は中秋の名月でしたので、茶箱の月点前をお稽古しました。 年に一回のお稽古、それも拝見のある場合はなかなかお稽古が出来ていませんでしたので、今回は時間のかかるこのお稽古にチャレンジです。 月点前は茶箱点前の中でお道具の勢揃いです。 茶箱、筅筒、巾筒、振出の他、仕服に入った茶碗・棗・茶杓、掛合、器据、ウグイス、小火箸、香合、小羽根。 拝見がかかると掛合の上に、浄めた棗、茶杓、香合をのせ、次に筅筒、巾筒、3つの仕服の入った箱を拝見に出します。 こまごましたお道具を拝見に出す手順、拝見から戻ったお道具類をしまって片づけていく手順、どれも理路整然とした無駄のない所作です。これを考案された11代玄々斎精中宗室の偉業に脱帽です。 Yesterday was the Harvest Moon Festival, so we practiced the Moon procedure with viewing(Haiken), one of the tea box series. This […]
大円之草 Daien no so
2024年8月 上級の生徒さんを対象に大円の草・風炉点前のお稽古をしました。 お菓子は縁高に五種を盛りました。きんとん、上用など、手に入らないものは見立てで用意しました。 道安風炉に阿弥陀釜をかけます。 唐物の茶入れ、和物の茶入れ、茶巾・元節茶杓を仕込んだ天目茶碗をおいた天目台、これらを大円盆にのせて水指正面に準備して、お菓子を出しお客様を迎え付けます。 唐物茶入、和物茶入の扱いで仕覆をそれぞれ脱がし、茶入れを浄め所定の位置に置き、大円盆も『圓』に浄めます。 それぞれの扱いに従って、唐物茶入れのお濃茶と続いて和物茶入れのお濃茶、2服を点てお出しした後に、二つの茶入れとお仕覆、茶杓を大円盆の中において、拝見に出します。 差し通し柄杓で置き柄杓,切り柄杓を交互にして湯を汲むこと、点前座へ膝行で進み、膝退で退くなど、新たに学ぶことが多々あり、気を抜けない点前に身が引き締まる思いでお稽古しました。 The advanced students practiced the Daien no so procedure using a furo. Five sweets were arranged on a fuchidaka tray, including […]
御園棚
2024年8月 9月のレイバーデーホリデーに開催される恒例の日本祭。 お祭りでは大きな会場で、御園棚を使ってのお茶のデモンストレーションをしています。そのためのお稽古を始めました。 お花は庭で今を盛りに咲き乱れている木槿の花。 お棗は生徒さんたちから頂戴した藤蒔絵の中棗。お塗りは今年一月に被災した輪島の作家さん、『匠伯』 ただいま生徒さんとみんなで裏千家歴代のお家元を覚えています。 今月のお茶杓の作は6代まで遡って『第六代お家元六閑斎泰叟宗室』です The annual Japan Festival takes place on Labor Day in September. During the festival, we host tea demonstrations using the Misono shelf […]
茶通箱
7月のお菓子は練りきりのサクランボ。庭の桜の葉っぱを敷いてお出ししました。 お花は5月から我が家の庭で咲き続けている桔梗です。 箱に和物茶入れのお濃茶、大津袋に入った黒棗のお濃茶。この2種類のお濃茶をお客様にお点てする点前です。 濃茶を2服点てるのですから時間がかかります。その上にお箱を扱う際のあしらい方がパズルのようで、なかなかスムーズに行きません。『脳のトレーニングになりますね』と皆さん真剣に覚えていました。 The sweets for July are cherry nerikiri, served on cherry leaves from our garden. The flowers are bellflowers that have been blooming in our garden […]