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All posts of Chado Society

紫陽花とテッセンの練り切り Handmade Japanese sweet  

白餡と求肥を練って、紫陽花とテッセンの練り切りを作りました。海外に住んでいるとなかなかこういう練りきりのお菓子は手に入らないので、季節のお菓子を揃えるのにも色々と工夫がいります。お茶室に飾ってある花は、純心庵のお庭に咲いていたテッセンです。テッセンはそろそろ終わりかけですが、紫陽花は今たくさんの蕾が開きかけています。

四ヶ伝 台天目 Shikaden, daitenmoku

今週は四ヶ伝のうちの一つ『台天目』のお稽古をしています。 台天目のお点前には、1)天目茶碗と天目台 2)和物茶入れとお仕覆 3)曲水指(杉の木を薄くして作った水指 4)茶杓は象牙 を使用します。 このお点前は中国から渡来した天目茶碗それに沿った天目台が主役ですので、勝手付に仮置きはできません。天目茶碗に柄杓でお湯またはお水を注ぐときは、必ず左手をお茶碗に添える、象牙の茶杓の清め方、袱紗を真にたたんで天目台を清める、初めの茶筅通しは左手の上に載せて行う等々、またまた新たに覚えなくてはいけないことがたくさん出てきます。 勿論、ふすまの開け閉め、拝見物を出す時は指の第2関節まで畳につける行の手の扱いです。 でも、生徒さんたちはこれらの複雑な所作に目を輝かせて取り組んでいます。新たなことを学ぶということはこんなにも好奇心を刺激して、興味を抱かせるのだと教えていて再発見をしました。こんなややこしいことを学びたいと思うからこそ、お茶のお稽古が続けられるのかもしれませんね。   今回も、曲げの水指が間に合いませんでしたので、仕方なく塗蓋の水指を使用しています。。。 This week, we practiced daitenmoku procedure, one of the shikaden. We use the following tools for the daitenmoku. 1) tenmoku jawan, tenmokudai 2) Japanese style chaire and oshifuku. 3) mage mizusashi ( made from […]

四ヶ伝 唐物 Shikaden Karamono

裏千家中級のお免状をいただいている生徒さんに四ヶ伝のうちの一つ唐物のお稽古を始めました。 四ヶ伝には唐物、茶通箱、台天目、盆点があります。四ヶ伝から相伝(口伝)と言って、先生から直接口頭で点前を習うため、説明書や教科書はありません。 唐物のお点前には、1)ナス型か文琳型茶入れとお仕覆、2)曲水指(杉の木を薄くして作った水指)、3)元節の茶杓(元に節のある茶杓)を使います。 中国から渡来した茶入れが主役ですので、必ず両手扱いにする。ふすまの開け閉め、拝見物を出す時は指の第2関節まで畳につける行の手の扱い、といろいろと決まりごとが多くなってきます。 今回日本から道具をそろえてきましたが、曲げの水指が間に合いませんでしたので、仕方なく塗蓋の水指を使用しました。。。     This week, we started to learn Karamono, one of the Shikaden. There are Karamono, Satsubako, Daitenmoku and Bondate in Shikaden procedure. Since these […]

Japanese Culture Event at Forest Park Community College

4月29日・30日の午前中、Forest Park Community College の”Japanese Culture Event”の一環で私たちのグループはお茶のデモンストレーションを披露しました。お点前の披露の後は会場の生徒さん何人かにお菓子と薄茶を一服、飲んで頂きました。 On April 29th and 30th, We performed the tea ceremony for the Japanese Culture Event at the Forest Park Community College. After the […]

”CeleCelebration of Japanese Culture 2019″ at Missouri History Museum 

毎年恒例のJAS主催のイベントが5月5日の日曜日に開催されました。この日は雲一つない美しい天候に恵まれ、絶好のイベント日和になりました。 今年は、私達Chado Society of St.Louis Junshin-Anのグループはお茶のデモンストレーションに加え、着物ショーを主宰しました。 お茶の点前中は、たくさんの観客にも関わらず、静かな雰囲気に包まれ、集中してお茶の奥深さを感じていただけたようでした。 着物ショーではお茶会で着る着物を中心に、遊び着などをメンバーの持っている着物の中から選び、メンバーがモデルとなって舞台に立ちました。 ショーの最後に、二人の若い娘さんの着る振袖・中振袖姿とそれを見守るかのように黒留袖の母親も登場し、満場の喝さいを得ました。メンバー一人一人の多種多様な力を借りて成功裡に終わることができました。 We enjoyed a Japanese culture event hosted by Japan American Society (JAS) at the Missouri History Museum on May 5th . […]

四ケ伝 唐物 Shikaden Karamono

中級のお稽古です。 水指は曲げ、茶入れは唐物(ナス型あるいは文琳を使用。茶杓は元節。曲げ水指は杉やヒノキの薄板を曲げてつくった水指のこと。 このお点前では茶入れが主役ですので、常に茶入れを両手で扱います。そして茶入れを真にたたんだ袱紗で清めます。 平点前に比べると少し難しくなります。     We practiced an intermediate level shikaden( four secret* teaching) karamono( Chinese chaire)today. *shikaden is shared from teacher to student, and not by textbook.    With this karamono practice, […]

2019年 初釜 Hatsugama

1月13日 11時半より林宗美先生社中の初釜が総勢13名で催されました。 床の間には『松柏千年青』(しょうはくせんねんのせい)の掛物。どんな環境下にあっても緑の葉を保ち続ける松と柏。変わらぬ信念、強い意志を持ち続けることの素晴らしいことを伝えています。林先生お手製の海老、炭、梅、昆布、裏白などのおめでたい正月飾り。松や菊、千両の正月花。 炉縁は鶴の蒔絵。 長板総飾りの長板は真塗。水指、杓立、建水,蓋置は黄交趾(きこうち)。 初炭手前ー食事とお酒(『泉仙』のお膳と先生のお手製白みそ雑煮、黒豆、数の子)—長板総飾濃茶点前−後炭手前ー薄茶点前 濃茶点前のお菓子は『花びら餅』 お茶碗は嶋台と長岡空権(ながおかくうごん)作の伊羅保(いらほ)茶碗。茶杓は大徳寺三玄院の誡玄(かいげん)和尚作、銘『瑞雲』。茶入れは肩衝、朝日焼。仕覆は清凉寺裂(せいりょうじぎれ)。 We had Hatsugama on the 13th of January with Hayashi Soumi sensei’s tea group. On the alcove, we had the scroll of “Shouhaku sennen […]

初詣(京都便り)Happy new year from kyoto

皆様、あけましておめでとうございます。!本年もどうぞよろしくお願いいたします。 しばらくブログの更新が滞っていましたが、京都での様子、お茶にまつわる情報をお知らせします。   2019年1月1日早朝、新年を共に迎えた娘の家族と共に初詣に行ってきました。 娘の家から徒歩で行ける北野天満宮。学問の神様、菅原道真が祀られている神社です。この境内で1587年に豊臣秀吉が『大茶会』を催したことでも有名です。 元旦のお天気は雲一つない快晴。青空が清々しかったです!今年も良い年でありますように。   Happy new year! Although I haven’t updated the Kyoto report recently, I will start again, sharing the story of tea ceremony and life in […]

みどり会に行ったアマンダの近況報告 Update of our friend Amanda’s life in Kyoto 

宗純先生からアマンダに会った時の報告です。 今年の9月セントルイスから裏千家京都本部『みどり会』に入学して、茶道を学んでいるわれらのホープ、Amandaに会いました。 一人一人に与えられているという自転車で、待ち合わせ場所にますますほっそりとすっかり大人びたAmandaはやってきました。おやつのケーキを買って我が家へ。 ケーキとコーヒーで、お家元のお膝元での日々を話してくれました。私たちにとっては雲の上の人々であるお家元坐忘斎さま、お家元の息子の敬史さま、娘の万紀子さまとお会いできる機会もあり, 鵬雲斎大宗匠は毎月スカラーシップをみどり会の生徒たち一人一人に渡してくださるのだそうです。お家元が近隣の寺社で献茶をされる時には、『おてつだい』をすることもあるそうです。 月曜日から金曜日まで午前中は講義中心、午後は実技をみっちりと学び、『おとうばん』は早起きをして、午前のクラスの前にその日に使用する炭切りから始まり、床の間のお軸を選んでかけ、お花も選んで花器に活け、畳の雑巾がけや水屋の準備をするのだそうです。 これまでに何回かお茶会も経験し、今はみどり会の生徒主催の『クリスマス茶会』に向けて、準備に忙しくしているとのこと。 自分で削ったという茶杓も3本持参してくれました。お茶碗も手捏ねで作ったそう。 この1年間できっとたくさんのことを経験し、学んでいくことでしょう。 お夕飯を済ませて、門限の夜10時に間に合うように裏千家の寮へ帰っていきました。   This is the report from Sojun sensei.   I (sensei) met Amanda who joined Urasenke’s scholarship school “ Midori-kai” in […]

宇治、県神社でお茶会ー先生の京都だより From Kyoto, ochakai at Agata shrine

今回からしばらくは、先生の京都からのお便りです。 先週の土曜日、京都の南に位置する宇治の県神社で裏千家南支部青年部によりお釜がかけられましたので、林先生社中9名でお邪魔してきました。 お庭は綺麗に手入れされていて、夕暮れで陽の翳った坪庭をポッとあかるく白い山茶花の花が咲いていました。待合のお床には秋らしい栗と紅葉の画のお軸。お菓子は『お玄猪(おげんちょ)結び』。蹲踞で手と口を清めて席入りです。お濃茶は4畳半台目のお茶室で。お濃茶をいただいた後は広間でお薄をいただきました。   Last Saturday, nine member of our Hayashi sensei’s group joined the ochakai (tea gathering) at Agata shrine, Uji-city in Kyoto. This ochakai was organized by the youth […]