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2023年炉開き Robiraki (First Lighting of the Hearth)
November 6, 2023
2023年11月1日 炉開きは亥の月新暦11月の最初の亥の日(今年は11月1日)に風炉から炉に変えて、その年に摘まれた新茶をいただく、お茶の世界でのお正月といわれているおめでたい行事です。 私のお教室では私が京都の先生にしていただいたように、毎年お善哉を炊いて、お稽古の前に皆さんに振舞っています。 床の間には今の季節にあった『紅葉舞秋風』のお軸をかけました。紫野大仙院桃林和尚の書です。お花は残菊。 お菓子は、生徒さんにも手伝ってもらって亥の子餅を作りました。 半年ぶりの炉のお稽古ですので、今日は薄茶炉点前の中でお道具の位置、炉での居前・客付など基本的な位置、所作を復習、確認しました。 Robiraki is a joyous event in the world of tea, often referred to as the New Year of tea. It takes place on the […]
四ヶ伝 和巾点 Shikaden Wakindate
October 25, 2023
2023年10月 準備は染付・塗蓋水指の前に、お和巾の上に乗せた仕覆に入った中次茶入を置きます。黒楽茶碗の中に茶巾、茶筅、中節の茶杓を仕込みます。 お和布は先代好みの和布、名物古布の古帛紗です。 この点前では和布の扱い方を学びます。決まった手順で和布を取り上げるのですが、右手の小指をお和布の下に入れほかの指で中次を持つしぐさは、本当に美しいです。 In preparation, we readied the indigo-dyed water container with a lacquered lid and placed the Nakatsuji Chaire (tea container) in a Shifuku, a small silk […]
月例茶会 @長野庵⇒純心庵
October 25, 2023
2023年10月14日 夏の暑さが厳しい間は長野庵でのお茶会はお休みなのですが、10月14日久しぶりに長野庵でのお茶会を予定していました。 午前中はワシントン大学医学部の生徒さんたち15名の参加が予定されていて、午後からも2枠の茶席を催す予定で、秋らしい練り切り『月うさぎ』を作って準備万端でおりましたところ、一日中強風、低温との早朝の天気予報! 急遽、我が家の純心庵に場所を変更して屋内で開催しました。 幸いに全員に連絡が付き、予定通りにゲストをお迎えして無事に成功裏にお茶会を催すことができました。 若い人たちの熱気の中で冷たい風の吹く屋外の茶室とは一変して、暖かいお茶会となりました。 While the summer heat was intense, we took a break from hosting tea parties at Nagano-an. However, we had planned a tea party […]
お茶会@International Institute St.Louis
October 25, 2023
2023年10月 10月8日、IISTLのリーダーとして長年尽力され、2~3年前に引退されたMrs.Anna Crosslinの功績を讃えるという趣旨で彼女とそのご友人のためにお茶会をしてほしいという依頼を受けました。 日本人のお母様、アメリカ人のお父様の子供としてお生まれになったAnna さんはお父様が早逝されたのち、異国の地で子供たちを育てられたお母様のご苦労を目の当たりにされ、移民の人たちのために力を注ぎたいという思いで、IISTLの活動に携わってこられ、たくさんの方々との出会いがおありだったと思います。そこでテーマ『一期一会』にして、そのお軸をかけました。 Annaさんのお母さまのご実家の家紋が梅鉢紋で、梅の花がお好きとのことでしたので、秋真っただ中でしたが、あえて、お茶席は春一色にしました。梅の水指、梅の棗、梅の茶碗でお茶をお点てし、お菓子は梅の練り切り、私たち亭主側は皆、ピンクの着物を着て、一人一人が梅の花になったつもりで、Anna さん、そしてAnnaさんのお客様をおもてなししました。 Annaさんとご友人に日本の茶道のおもてなしの心を少しでも理解していただけたのでは?と思っています。 I received a request to host a tea ceremony in honor of Mrs. Anna Crosslin, who served as a […]
四ヶ伝 盆点 Shikaden Bondate
October 25, 2023
10月に入り、中級の生徒さんは四ケ伝の内、盆点、和布点のお稽古です。 As October begins, intermediate-level students are practicing bandate and wakendate as part of the shikaden procedure. 盆点 お盆は四方盆、お盆の上に仕覆に入った唐物茶入を置き、曲水指の前に紙一重に置きます。 黒の楽茶碗に茶巾、茶筅、象牙の茶杓を仕込ます。 象牙の茶杓の扱いは台天目で習得しましたので、スムーズにできました。 唐物のお盆、唐物の茶入れを浄めるときは袱紗は真にたたみます。拝見の前のたたみ方は行です。 仕覆から脱がされた唐物茶入をお台からとったり、お台へ戻したりするときは『揉み手』をします。 この所作が初めての生徒さんには馴染みがなく、皆さん戸惑われていましたが、何度も何度もするうちに自然にできるようになってきました。 The […]
茶箱月点前 Chabako Tsukidemae
October 19, 2023
月が美しい9月の間に一回は月点前を練習しておきたいと思い、今週は茶箱『月点前』のお稽古をしました。 茶箱のお道具が勢揃いの月点前は道具の名称を覚えるのも一苦労です。 茶箱の中には仕覆に入った棗、茶碗。振り出し、筅筒、ウグイスをかけた巾筒。 茶箱にかけた掛合には古帛紗、仕覆に入った茶杓、香合、小羽根、たたんだ帛紗を置きます。 器据えの上に茶箱を置いて、敷板の上には小火箸を準備して、さあ月点前の始まりです。 漢字で覚えられないアメリカ人の生徒さんたちは音でこれらの道具の名前を覚えます。 つくづく大変だろうな思いますが、皆さん結構ちゃんと覚えているのです!拍手! Because the moon is most beautiful in September, I wanted to practice the tsuki demae (moon procedure) at least once a year. Remembering […]
四ヵ伝 唐物 Shikaden Karamono
October 19, 2023
日本祭が終わって、やっといつものお稽古が戻ってきました。 一週間のお休みの後は、中級の生徒さんを対象に四ヵ伝の内、唐物風炉点前をしました 帛紗を『真』や『行』にたたむ、唐物茶入れの扱いなど、新たに覚えることがいっぱいで、皆、目を輝かせてお稽古をしていました。 新たなことを学ぶということは刺激的でわくわくすることなんだなと感じます。 After a busy Japanese Festival weekend, we finally settled down to our normal weekly practice. Following a one-week break, intermediate students practiced karamono furo […]
日本祭2023 Japanese Festival
September 22, 2023
毎年恒例の日本祭が今年もレイバーデーホリデー期間中、9月2日3日4日と3日間、ミズーリボタニカルガーデンで開催されました。 私たちは2日と3日にお茶のデモンストレーションを披露しました。 約一か月間はデモンストレーションの御園棚のお稽古に集中して、だれもが亭主側、客側でも対応できるように練習してきました。 今年は300人以上収容できる新しい会場でしたので、1週間前に出入口が反対になることが判明。水屋の位置に伴い、御園棚の位置も予定していた位置と正反対になる、あるいはプログラムの変更により、セットアップ、クリーンアップの時間が大幅に削減されるなど、色々なハプニングがありましたが、お茶の精神の一つ『寂』の心で、臨機応変に予期せぬことに騒がず慌てず対処し、2日とも満席の中、社中一丸となって見事、大成功の裡に終えることができました。 We presented the tea ceremony at the annual Japanese Festival at the Missouri Botanical Garden Labor Day weekend, September 2nd to the 4th. All our students […]
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