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自宅滞在令中の稽古2−四方盆 Practice During Stay-at Home Order 2

コロナウイルス感染拡大を防ぐための在宅命令が5月3日までに延長されました。お稽古を再開できないこんな時だからこそ、一週間に一度は茶室で静かにお茶を点てようと決め、実行しています。今日は床の間のお軸の色紙は京都の書家の 山田虹赤(やまだこうせき)墨蹟で『富貴安楽』(ふうきあんらく)。「家は富、身は貴く、安らけく、楽しきこと」という意味。こうであって欲しいという願いを込めて掛けました。 Missouri’s stay-at-home order was extended, ending May 3rd. Since we can’t practice tea ceremony as a group during this order, I decided to practice by myself once a week. […]

京都便り- 初釜 From Kyoto – Hatsugama 2020 

2020年(令和2年)の初釜が日本の林先生宅でがおこなわれました。 新年の挨拶を済ませを、昆布と梅の入った湯飲み茶わんの中にお白湯を注いだ大福茶を皆でいただいた後、次のような順番で初釜のお茶事をしました。 初炭手前ーお酒と食事ー濃茶点前ー後炭手前ー薄茶点前 私は嶋台のお茶碗で濃茶を点てました。利休の師匠である武野紹鴎が考案したお棚・紹鴎棚でのお点前でした。 朝11時に始まり、約4時間後の3時に終了。長い一日でした。 2020年の一年間、茶の道に精進していきたいと、気持ちを新たにしました。     Hatsugama  2020, the second year of Reiwa, took place at the house of Hayashi sensei, Sojun sensei’s teacher.  After the new year’s formal greeting, […]

京都便り From Kyoto – Ochakai by the stream

ブログへの更新が遅くなってしまいましたが、11月に京都にいる宗純先生から届いた京都便りです。 毎朝、歩いている東堀川の遊歩道のせせらぎに ある日、建築物が建ち始めました。 何日か後に京都の建築専門学校の学生たちが文化の日にこのお茶室でお茶を振る舞うという張り紙が貼られていました。 昨日は、東福寺の退耕庵、松尾大社の茶会に参会した後、この茶室に寄らせてもらいました。夕闇迫る手作り茶室でろうそくの灯りの下、川のせせらぎを聞きながら一服のお茶をいただくのも、また、いつもと違った風情がありました。 From Soujun sensei in Kyoto One day,  I saw something was building by the Higashi- Horikawa river where walk every morning. Later, I saw a […]

純心庵でお茶会  Ochakai at Junshin- An

宗純先生が留守の間、11月中旬に生徒の一人が純心庵の茶室で茶会を催しました。 亭主側は亭主と半東さんの2人、お客様は総勢5人でした。 亭主は待合の掛物を利休百首の一つである”稽古とは一より習い十を知り十よりかへる元のその一“の色紙にしました。その意味は『稽古は一から順を追って十まで進み、もう一度初めの一に戻って改めて順に稽古を進めなさい。その繰り返しで最初に学んだことに新たな気づきがあったりして、確実なものになっていく』という教えです。 吉野棚、連客に是非お見せしたい水指とダイアモンド型の陶器の蓋置を使って『続き薄茶』をしました。『続き薄茶』は濃茶を点てた後、後炭を省略して薄茶点前にかかるお点前です。 通常、茶入れ、仕覆、茶杓、棗を拝見しますが、今回は正客から水指と蓋置も拝見の所望がありましたので、それらが拝見にだされました。 ​While Sojune sensei is away in Japan, one of the sdtudesnts held a Chakai at Junshin-An in mid November. The host and the hantoh had […]

日本祭でお茶を披露 Tea ceremony at Japanese Festival

毎年、ミズーリボタニカルガーデンで開催される日本祭で、2019年8月31日(土)、9月1日(日)にお茶のデモンストレーションをしました。 今年は丸卓を使った薄茶風炉点前を披露しました。 生徒さんたちと一丸となって今年も日本の伝統的な茶道の世界を忠実に舞台で再現してみました。 沢山の質問もあり、聴衆の茶道に対する関心の深さを改めて感じました。 We performed the Tea Ceremony at the Missouri Botanical Garden during the annual Japanese Festival, August 31st and September 1st. Marujokuround shelf was added to the […]

お茶のお稽古 自主練報告  Voluntary  Practice 

私が日本滞在中に我が家のお茶室『純心庵』で自主練習をすることを勧めましたところ、早速自主練習が始まりました。 生徒さんから下記のような報告が来ましたのでお知らせします。   10月12日の最初の自主練は3人の出席で大成功でした。 更好棚薄茶点前と濃茶点前を練習しました。 生徒の一人が京都滞在中に手に入れたお道具類を持参してくれましたので、それらを使用しました。彼女は形が少し異なった棗と茶入れも持参して、それらの扱い方も見せてくれました。ほかの生徒さんたちの為に、お稽古で使えるように置いて行ってくれています。   次のお稽古は10月19日でした。6人の参加がありました。 その日は丸卓薄茶点前と丸卓濃茶点前を練習しました。時間が足りなくなって一人の生徒さんがお稽古できずに終わってしまいましたので、彼は次回の10月26日にお稽古をすることになりました。皆で教えあいながらとても良い時を持つことができました。 3回目の自主練習は10月24日の木曜日朝10時から行いました。参加者は4名でした。 更好棚薄茶点前を練習しました。不確実なところが何点かありましたので、後日、先生に電話で確認をしました。次回のお稽古で復讐します。 Voluntary  Practice I suggested students to practice at my tea room during I am in Japan. I received the […]

茶通箱 Shikaden satsubako

四ケ伝の唐物、台天目、盆点のお稽古に続き、茶通箱のお稽古をしました。 茶碗は楽茶碗、中節の茶杓、仕覆の茶入れ、大津袋の棗が背中合わせに入った茶通箱。お棚を使用します。 大津袋が入った茶通箱を棚に飾り、濃茶器を水指正面に飾ります。 このお点前では2種類のお抹茶で、同じ楽茶碗を用いて、2碗の濃茶を練ります・ 大津袋の棗を清める際に四方捌きの代わりに『塵打ち』をするなどの作法も新鮮です。 1腕目の茶入れ、仕覆は先に拝見を済ませ、あとから、棗、茶杓、大津袋、茶通箱の拝見をします。 拝見物の引き方なども学ぶことがたくさんありました。   In this Satsubako procedure, we served two varieties of koicha using one raku chawan.    We placed the matcha which came from a guest in […]

四ヶ伝 盆点 Shikaden bondate

四ヶ伝のうちの一つ『盆点』のお稽古をしています。 盆点のお点前には、1)お盆 2)唐物茶入れとお仕覆 3)曲水指(杉の木を薄くして作った水指) 4)茶杓は象牙 5)黒楽茶碗を使用します。 使用するお盆は真塗で四方盆、丸盆、五角盆、菱盆の4種類があり、清め方がそれぞれ盆の形で異なります。 盆点のお稽古をする際は四方盆から始めるのが基本ですが、これも調達が間に合いませんでしたので、色も形も材質も盆点用の丸盆に似ている所有の丸い菓子盆を代用しました。 This week, we practiced bondate, one of the shikaden procedures. With this procedure, we use the following tools: 1) bon (tray) 2) karamono (Chinese tea container) […]

紫陽花とテッセンの練り切り Handmade Japanese sweet  

白餡と求肥を練って、紫陽花とテッセンの練り切りを作りました。海外に住んでいるとなかなかこういう練りきりのお菓子は手に入らないので、季節のお菓子を揃えるのにも色々と工夫がいります。お茶室に飾ってある花は、純心庵のお庭に咲いていたテッセンです。テッセンはそろそろ終わりかけですが、紫陽花は今たくさんの蕾が開きかけています。

四ヶ伝 台天目 Shikaden, daitenmoku

今週は四ヶ伝のうちの一つ『台天目』のお稽古をしています。 台天目のお点前には、1)天目茶碗と天目台 2)和物茶入れとお仕覆 3)曲水指(杉の木を薄くして作った水指 4)茶杓は象牙 を使用します。 このお点前は中国から渡来した天目茶碗それに沿った天目台が主役ですので、勝手付に仮置きはできません。天目茶碗に柄杓でお湯またはお水を注ぐときは、必ず左手をお茶碗に添える、象牙の茶杓の清め方、袱紗を真にたたんで天目台を清める、初めの茶筅通しは左手の上に載せて行う等々、またまた新たに覚えなくてはいけないことがたくさん出てきます。 勿論、ふすまの開け閉め、拝見物を出す時は指の第2関節まで畳につける行の手の扱いです。 でも、生徒さんたちはこれらの複雑な所作に目を輝かせて取り組んでいます。新たなことを学ぶということはこんなにも好奇心を刺激して、興味を抱かせるのだと教えていて再発見をしました。こんなややこしいことを学びたいと思うからこそ、お茶のお稽古が続けられるのかもしれませんね。   今回も、曲げの水指が間に合いませんでしたので、仕方なく塗蓋の水指を使用しています。。。 This week, we practiced daitenmoku procedure, one of the shikaden. We use the following tools for the daitenmoku. 1) tenmoku jawan, tenmokudai 2) Japanese style chaire and oshifuku. 3) mage mizusashi ( made from […]