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続き薄茶 Tsuzuki Usucha

六月三週目の火曜日は、一連の茶事の流れの中で、後炭手前を省略して濃茶点前の後半から薄茶点前にきりかえるお点前『続き薄茶』をお稽古しました。 亭主の都合で濃茶に続いて薄茶点前にかかる場合と客側の都合で続き薄茶を所望する場合とがあります。 その際の問答は問答編を参照してください。 濃茶の主菓子は手作りの『抹茶餡の葛餅』、薄茶の干菓子は『かりんとうと和三盆』。 床の間には日本の梅雨の時期に合わせて『口元に少し笑みあり梅雨仏』の俳句が書かれた掛軸を掛けました。 This third week of June, we practiced tsuzuki-usucha where we serve “thin” tea after “thick” tea omitting the sumidemae (charcoal preparation procedure) between these teas. […]

JAS主催 茶の湯イベント@『純心庵』 Chano-yu event at Junshin-an

毎月一回、日本文化の一つである茶の湯を紹介する趣旨で、JASから依頼を受けて我が家の茶室『純心庵』にて茶の湯イベントを開催しています。 このイベントでは茶の湯の歴史、精神などを学んだあと、実際に茶室で点前を見て、お菓子付きのお抹茶を飲んでいただけます。 6月は父の日の17日に更好棚薄茶風炉点前を披露しました。 床の間にはお客様に少しでも涼しさを感じていただけるように、色鮮やかなカワセミが、青々とした緑のもみじにとまって、川で気持ちよさそうに泳ぐ魚を伺っている様子を描いた日本画の掛物にしました。花は紫の桔梗一輪。ただ今我が家の庭で次から次へと花をつけています。 5名のお客様を迎えてたくさんの質問も出て、終始、和気あいあいとした雰囲気でイベントを終えることができました。 We host a Tea ceremony event once a month at Junshin-an sponsored by JAS in order to introduce Japanese culture.Each experience starts with the history and […]

葉蓋の扱い Habuta

連日、ここセントルイスは30度を超す真夏日が続いています。 日本では通常、梶、蓮、里芋などの葉を水指の蓋として使用するのですが、ここセントルイスでは手に入りにくいので我が家の庭に青々と茂っているギボウシの葉を代用してお稽古しました。良く洗ったみずみずし葉が、いっときの清涼感を運んでくれました。 The days have been hot in St. Louis. More than 90 degrees. So I decided to practice the Habuta-Demae. A summer season’s procedure to make my students feel cooler. […]

濃茶風炉点前 koicha furo demae

今週は濃茶風炉点前でした。 利休さんの時代からお茶の主体は濃茶と言われてきました。 深い精神性と正しい訓練を重ねて、初めて濃茶のお点前が始められると言われています。 We practiced Koicha Furo-demae (the procedures for the thick tea) this week. Koicha (thick tea) has been considered to be the main tea for the Japanese tea […]

ウクライナからのお客様 A guest from Ukraine 

先週のお稽古は私たちのウエブサイトを見てウクライナ・キエフからの青年が訪れてくれました。ご両親が在住されているセントルイスを訪問中に、お茶のお稽古に参加したいということで一緒に貴人点・風炉薄茶点前のお稽古をしました。裏千家ウクライナ支部でお茶でのお稽古を初めてまだ一年だというのに、彼の美しいお点前に皆、感動。彼の訪問は私たちに刺激を与えてくれました。今週は貴人清次・風炉薄茶点前でした。 We had a special guest from Kiev in Ukraine who joined our regular tea ceremony practice last week.  He found our group through the internet. He wanted to join […]

”Celebration of Japanese Culture” at the Missouri History museum

5月6日、日曜日に恒例のJAS主催”Celebration of Japanese Culture”がミズーリヒストリーミュウジアムで行われました。 私たちのお茶のデモンストレーションは今年で5回目となります。 観客の中から2名の方に、お菓子とお茶を体験してもらいました。

茶箱花点前 Chabako Hanademae

今週のお稽古は茶箱花点前でした。この日のお花はお弟子さんの持ってこられた珍しい枝ぶりのピンクのツツジときれいな黄色い山吹の取り合わせでした。今年のセントルイスは春が遅く、まだ先生の庭の桜もようやく葉桜になってきたところです。まだアメリカ花ズオウや姫林檎の花が満開で、外は春爛漫の中の花点前となりました。今回は少し場所を変え、新しい孟宗竹の結界で、茶室を仕切っています。      

Tea demonstration for Make-a-wish reveal party at MO Botanical Garden

  最高のお天気に恵まれた4月28日(土)11時30分より、ミズーリボタニカルガーデンに於いて、17才の少女の日本に行きたいという願いをかなえる一つのイベントとしてリビールパーティが行われました。 主催のMake-a-Wish Fundationから、彼女のお気に入りの一つが日本の茶道ということをお聞きしたため、日本庭園内の長野庵敷地内で野点をして、お点前披露と少女とご家族にお菓子とお茶を振るまいました。      

三友之式

  宗純先生の京都だより Sojun Sensei’s Journal from Kyoto   しばらくご無沙汰していました。もちろん毎週水曜日に林先生のお稽古を受けていましたが、パソコンが故障し皆様にお稽古の様子をお知らせすることができませんでした。 今日のお稽古は裏千家十三代圓能斎好みの三友之式でした。これはをお花を活け(花寄せ)、お香を聞いてから、お茶をいただく、この三つの所作をこのお点前の中で行います。各人の役割は折据の中から『花』『月』『一』『二』『三』の花月札をひいて決めます。花を引いた亭主は水屋で花の準備、月の正客、次客,三客、末客の順で席入りします。正客から順々に花入れに用意された花を活け、最後に亭主が花を活けて花台をもって下がります。 次に亭主は香盆に用意したお香セットを正客の前に置きます。正客が決められた所作にしたがって、香を焚き、試し聞きをした後順次、次客へと香盆をまわして香を聞いていきます。全員が香を聞いた後、亭主は香盆を取りに行って、床に荘ります。 次に薄茶とお干菓子の用意をします。亭主の『どうぞ、折据をお取り回し下さい』で折据を回し折据えの中から札を引き、亭主、正客、、、を決め、花を引いた亭主はお茶を点て、月を引いた客が茶を飲みます。4服点てたらおしまいになります。お茶をいただくときは8畳の茶室を4畳半としてみなし、座を決めます。 七事式の一つの三友之式。なんと優雅な遊びでしょうか!