Journal

Our thought, our passion.

茶箱月点前 Chabako Tsukidemae

10月1日は十五夜でしたね。大きなまん丸のお月様がススキの穂を照らしてとてもきれいでした。十五夜に因んで、久しぶりに茶箱の月点前・拝見ありのお稽古しました。掛物は『日日是好日』、花は『秋明菊』です。 The light from the full moon on October 1st, reflecting on the Japanese pampas grass, was beautiful. Celebrating this fall season, we practiced chabako tsukidemae (chabako box, the moon […]

流し点 風炉点前 Nagasi Furodemae

しばらく四ヶ伝と茶通箱で、真や行の袱紗の捌き方やそれぞれの茶杓の浄め方等々、覚えることが一杯で気の抜けないお稽古が続きましたので、今日はゆったりとした気分で、流し点 風炉点前でお薄を味わいました。 Since for a while we have been practicing shikaden (a formal thick- tea procedure), today we enjoyed nagashi date(a casual thin-tea procedure) in a more relaxing atmosphere. 炉の流し点は古くから伝わってきていますが、風炉流し点は、明治時代に13代円能斎が再考され今日に至っています。季節を問わず、人数の少ない客の前で和気あいあいと行われるお点前なのだそうです。 Although […]

お客様をお迎えして Guest to the Tearoom

長月の晦日に、お茶の生徒さんの長年の友人と彼女の師である陶芸家のトムさんをお迎えしました。沢山の作品を創作する中で、お抹茶茶碗を始めお茶の陶製品に興味を持たれ我家の『純心庵』を訪れてくださいました。お茶の点前を見るのは初めてというお二人に、掛物はお茶の4つの精神をうたった『和敬清寂』を選びました。お花は、この数日の冷え込みでススキの穂が美しく伸びてきましたので黄色い小菊と活けました。好みのお茶碗を選んで頂き、それを主茶碗、次茶碗にして更好棚を用いて薄茶を味わって頂きました。私のガラクタばかりのお茶碗にも大変興味を示されて、お茶室におろして来てある秋に相応しいお茶碗を始め、棚にしまってある数々のお茶碗をじっくりと鑑賞されていました。 On the last day of September, we hosted our friend and her pottery class teacher and professional potter, Tom, at our tearoom. Even though Tom has been making tea […]

秋のお菓子 

10月になって急に涼しくなってきました。ここセントルイスでは、秋と言えばパンプキンですが、日本の秋を懐かしんで柿の実、そして今綺麗な盛りの菊の花を練り切りで作ってみました。 For the fall season, we made Wagashi, nerikiri, in the shape of chrysanthemum and persimmon. In the United States, the color orange is for pumpkins. But, in Japan, the […]

茶通箱 風炉 Satsubako Furo

今回は茶通箱・風炉点前のお稽古です。掛物は蓮の絵、お花は庭から摘んできた木槿です。お菓子は手作りで『長月』と名前を付けました。生八つ橋であんこをくるんだものです。 This week’s lesson was satubako furo.The flower in the alcove is the common hibiscus from my garden, and the drawing on the scroll has a lotus pod and some […]

夏の終わりに The End of Summer

今週は四ヶ伝 和布点 風炉点前のお稽古の後に、もうすぐ、9月になりますので慌てて盛夏のお点前「葉蓋点前」「洗い茶巾」でお薄をいただきました。 In late August we practiced wakin-date, one of the four shikaden procedures.  掛物は涼しさを誘う金魚の画。花は玄関先の『ヤブラン』が花をつけましたので活けてみました。 In the alcove I hung a painting of goldfish and for the ikebana display, arranged lily […]

台天目 風炉 Daitenmoku Furo

花は桔梗とつるバラの枝を、新風体でいけてみました。お菓子は源吉兆庵の『清水かげ』、白い求肥が粒あんに包まれていて甘さ控えめの上品な御菓子です。 Today I arranged the bellflower and climbing roses in Shimputai, one of the Ikenobo School styles. Sweet was Kiyomizukage, an elegant sweet bean jelly with rice cake inside, by […]

陶芸家のお茶碗 Artisan Teabowls

先日わが家の茶室『純心庵』を訪問された陶芸家がご自身の作品、お抹茶茶碗を10個置いて行かれました。お抹茶をお茶室で飲まれたのは初めてというのに、抹茶茶碗を製作されているのには驚かせられます。抹茶茶碗にしては多少小さ目のものもありますが、飲み口も丁度良い厚さですし、重すぎずお茶をいただくのには最適の量感です。お値段は$35〜$100です。***お稽古に来られた時にどうぞ、ご覧ください。 A local potter who visited our Junshin-an  last month brought and left ten handmade tea bowls. It was surprising that someone who never had matcha tea in a tearoom […]

盆点風炉 Bondate Furo

7月最終週のお稽古は四ヶ伝の盆点でした。盛夏に相応しく涼しそうなお軸を掛けました。カワセミが清流に泳ぐ魚を窺っている画です。箱には『設色翠翁窺魚』と書かれています。 The last practice session in July was bondate, another one of the shikaden procedures. In the alcove I hung a picture of a kingfisher aiming for a fish in […]

陶芸家のお客様 A Potter’s Visit

今日は、生徒さんの友人で、陶芸をされている方とガールフレンドを我が家の茶室『純心庵』にお招きしました。この方は抹茶茶碗もつくられているのですが、実際にお茶のお点前で点てたお抹茶を飲んだことがないということでしたので、生徒さんが薄茶風炉点前でお茶をお点てしました。 This week we had two guests, a potter and his girlfriend, in our Junshin-an tearoom. Although he has made tea bowls, he has never been in the tearoom, so […]