Journal

Our thought, our passion.

ウクライナからのお客様 A guest from Ukraine 

先週のお稽古は私たちのウエブサイトを見てウクライナ・キエフからの青年が訪れてくれました。ご両親が在住されているセントルイスを訪問中に、お茶のお稽古に参加したいということで一緒に貴人点・風炉薄茶点前のお稽古をしました。裏千家ウクライナ支部でお茶でのお稽古を初めてまだ一年だというのに、彼の美しいお点前に皆、感動。彼の訪問は私たちに刺激を与えてくれました。今週は貴人清次・風炉薄茶点前でした。 We had a special guest from Kiev in Ukraine who joined our regular tea ceremony practice last week.  He found our group through the internet. He wanted to join […]

”Celebration of Japanese Culture” at the Missouri History museum

5月6日、日曜日に恒例のJAS主催”Celebration of Japanese Culture”がミズーリヒストリーミュウジアムで行われました。 私たちのお茶のデモンストレーションは今年で5回目となります。 観客の中から2名の方に、お菓子とお茶を体験してもらいました。

茶箱花点前 Chabako Hanademae

今週のお稽古は茶箱花点前でした。この日のお花はお弟子さんの持ってこられた珍しい枝ぶりのピンクのツツジときれいな黄色い山吹の取り合わせでした。今年のセントルイスは春が遅く、まだ先生の庭の桜もようやく葉桜になってきたところです。まだアメリカ花ズオウや姫林檎の花が満開で、外は春爛漫の中の花点前となりました。今回は少し場所を変え、新しい孟宗竹の結界で、茶室を仕切っています。      

Tea demonstration for Make-a-wish reveal party at MO Botanical Garden

  最高のお天気に恵まれた4月28日(土)11時30分より、ミズーリボタニカルガーデンに於いて、17才の少女の日本に行きたいという願いをかなえる一つのイベントとしてリビールパーティが行われました。 主催のMake-a-Wish Fundationから、彼女のお気に入りの一つが日本の茶道ということをお聞きしたため、日本庭園内の長野庵敷地内で野点をして、お点前披露と少女とご家族にお菓子とお茶を振るまいました。      

三友之式

  宗純先生の京都だより Sojun Sensei’s Journal from Kyoto   しばらくご無沙汰していました。もちろん毎週水曜日に林先生のお稽古を受けていましたが、パソコンが故障し皆様にお稽古の様子をお知らせすることができませんでした。 今日のお稽古は裏千家十三代圓能斎好みの三友之式でした。これはをお花を活け(花寄せ)、お香を聞いてから、お茶をいただく、この三つの所作をこのお点前の中で行います。各人の役割は折据の中から『花』『月』『一』『二』『三』の花月札をひいて決めます。花を引いた亭主は水屋で花の準備、月の正客、次客,三客、末客の順で席入りします。正客から順々に花入れに用意された花を活け、最後に亭主が花を活けて花台をもって下がります。 次に亭主は香盆に用意したお香セットを正客の前に置きます。正客が決められた所作にしたがって、香を焚き、試し聞きをした後順次、次客へと香盆をまわして香を聞いていきます。全員が香を聞いた後、亭主は香盆を取りに行って、床に荘ります。 次に薄茶とお干菓子の用意をします。亭主の『どうぞ、折据をお取り回し下さい』で折据を回し折据えの中から札を引き、亭主、正客、、、を決め、花を引いた亭主はお茶を点て、月を引いた客が茶を飲みます。4服点てたらおしまいになります。お茶をいただくときは8畳の茶室を4畳半としてみなし、座を決めます。 七事式の一つの三友之式。なんと優雅な遊びでしょうか!    

セントルイス美術館 ”Art in Bloom” in St.Louis Art Museum

宗純先生が、4月まで京都滞在だったため、今年はお弟子さんたちだけでセントルイス美術館でのイベントArt in bloom でお点前の披露をし、見に来ていただいた人たち全員にお菓子とお茶を振るまいました。みなさんのお茶や日本文化への関心がとても高く、最後のQ&Aも質問が途切れることがありませんでした。

2018年 初釜  Hatsugama 2018

宗純の京都だより その4 Sojune’s journal from Kyoto(4) 1月7日(日)11時より伏見の林宗美先生宅で初釜の茶事が催されました。参加は林社中の9名と3名のお客様(OB)の総勢11名。 お客様全員で順番にお床(掛物、お花、正月飾り)を拝見し、その後、長板とその上に置かれたお道具を拝見、お釜に向きを変えてお釜を拝見し席入りします。お軸は『松柏千年青』(しょうはくせんねんのあお)漢詩の冒頭部分。移ろいやすい世の中で振り回されず、変わらずそこに生き続ける存在という意味です。お花は紅白の椿に結び柳、床の間正面には初釜定番のお飾り、裏白の上に組紐でできた海老と海の幸・山の幸。長板の上には『黄交ち(足偏に止)焼』(きこうちやき)の水指・杓立て・建水・蓋置。お釜は竹の地紋のある天明釜、炉縁は松喰い鳥(鶴)の蒔絵が施された塗縁。炉には種炭がおこって(燃えて)います。 席入り後、宗純による初炭手前の後は懐石です。林先生手作りの白みそ仕立てのお雑煮、黒豆、数の子と仕出しのお膳にお酒が振る舞われました。その後、初釜恒例の花びら餅をいただいて中立ち(席を一端離れる)。 お客様が再び席入り(後入り)された後は長板総飾り重ね茶碗(嶋台茶碗)濃茶点前。一服目は3人分、二服目は4人分、裏出しで4人分が点てられました。 濃茶点前の後は、後炭手前で炭をつぎ足します。後炭手前は初炭で置いた炭が燃えて流れたものを、後炭手前で炭を足した後に良く燃えるように臨機応変に炭を組まなくてはいけません。普段、なかなかお稽古できない後炭手前もできましたので貴重な経験となりました。 最後に和三盆と飴の干菓子が出されました。何人かで順番に点て、お客様のそれぞれの好みの茶碗で薄茶をいただき退席となりました。 ほとんど一日がかりの茶事ですが、美味しいお料理とお菓子とお抹茶をいただき、特別な気分を味わうことができて程よい疲れが却って気持ち良く感じられました。また一年、奥の深い茶の道に精進していこうと心を新たにした一日でした。            

新年の初釜の為のお稽古 Lesson of procedures for Hatsugama 2018

宗純先生の京都だより その3                          Sojune’s  journal from Kyoto 2017年最後の月12月は2018年初釜の予習で、長板総飾りのお稽古をしました。 初炭手前-濃茶重ね茶碗点前-後炭手前-薄茶点前をそれぞれの担当者がお稽古しました。 12月に良くかけるお軸は『放下着(草冠あり)』。年の終わりにすべてのしがらみを解き放つという意味の禅語だそうです。 お花はこの時期、色々な種類の椿が咲きます。 お菓子は干し柿や雪だるまを模したものなど。。。 皆様、素敵なクリスマス、そして新年をお迎えください。      

口切の茶事-Kuchikiri no Chaji

宗純先生の京都だより Sojun sensei ‘s journal from Kyoto 11月最期のおけいこは口切の茶事の中の口切の所作のお稽古でした。 立冬(11月7日前後)のころ、前の年の11月から使っていた茶葉が壺の中からなくなるので、炉を開いて今年の初夏に摘まれ、壺に詰められた新茶に手を付けることになります。新茶は初夏から11月頃まで約半年間壺の中で寝かされ、風味が最上になるのだそうです。そこで、壺の封を切って、新しい茶を出し石臼で挽いて抹茶にしたものを賞味する茶事を催すのです。これを口切の茶事と言います。 開封前の壺が床の間に飾られているので、初座の席入りをして床の間の壺を拝見します。亭主は客とあいさつを交わした後に、お茶入れ日記を正客へ拝見に出します。亭主は茶壷を踏み込み畳に運び客の方へ向いて封印されている茶壷の口を小刀で切り、蓋を開けて中の和紙に詰められた濃茶用の茶葉とその周りに詰められた薄茶の葉をそれぞれの小さい黒の茶壷にいれ、再び細長い和紙(封紙)で口を封じて自分の印を押す。封印された茶壷を網の中に入れ、茶壷の拝見に出します。 かつては、半年間熟成された茶葉を茶壷から取り出しそれを丁寧に挽いてお抹茶にして、亭主はもてなしました。今は亭主がわざわざ石臼で挽いてお抹茶を作ることは珍しくなっていると思いますが、その貴重な所作を経験することができました。ノリで封紙を壺の蓋に貼ったり、興味深いものでした。 The last lesson in November we practiced was the procedure from Kuchikiri tea ceremony. On around Ritto (considered as […]